北朝鮮衛星、ロシアの技術移転を懸念 G7外相が声明
主要7カ国(G7)の外相は22日、北朝鮮による軍事偵察衛星の発射を非難する声明を発表した。ロシアによるノウハウの提供を念頭に「北朝鮮への核・弾道ミサイル関連技術のいかなる移転の可能性も深く懸念している」と強調した。
北朝鮮によるロシアへの武器供与にも改めて非難を表明した。北朝鮮とロシアに国連安全保障理事会の決議を順守し、これに違反する行動を直ちに停止するよう要求した。
北朝鮮の今回の発射は「地域内外の平和や安定に重大な脅威をもたらす」と記した。完全で検証可能かつ不可逆的な方法で核兵器や弾道ミサイルに関する計画を放棄するよう求めた。
G7は「朝鮮半島の平和と安定という目標に向けすべての関係するパートナーと協働する」と提起し、法の支配に基づく国際秩序の堅持への関与を主張した。2023年のG7議長国は日本が担っている。
金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。