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公明代表、序列5位の習氏側近と会談 与党交流再開へ

(更新)

【北京=今井秀和】公明党の山口那津男代表は22日、中国の北京を訪問した。中国共産党で序列5位の蔡奇(ツァイ・チー)政治局常務委員と会談した。習氏の側近として知られる蔡氏は日中の与党交流の再開を提案し、山口氏は「幅広い対話を深めたい」と歓迎した。

山口氏が会談後、記者団に明かした。自民、公明両党は「日中与党交流協議会」の枠組みで中国共産党幹部と定期的に会談していた。新型コロナウイルスの感染拡大で2018年を最後に途絶えており、復活する。

山口氏は会談で岸田文雄首相から託された習近平(シー・ジンピン)国家主席への親書を蔡氏に手渡した。仙台市へのパンダの貸与を求め、蔡氏は「意思疎通を深めて進めていきたい」と前向きな姿勢を示した。

山口氏は日本人が中国を訪れる際に必要となる査証(ビザ)にも触れた。ビザなしで訪中できるように要請し、蔡氏は「よい条件で検討したい」と答えた。

蔡氏は創価学会で名誉会長を務め、15日に死去した池田大作氏に言及した。「池田氏の逝去に深い哀悼の意を表したい。中日関係の発展に重要な貢献をした」と述べた。

山口氏の訪中は2日間で、22日は中国共産党の対外窓口である中央対外連絡部の劉建超部長とも会談した。23日にも党の要人と会談する。山口氏が中国を訪れるのは2019年以来4年ぶりで、09年の代表就任から7度目となる。

中国は経済の減速傾向や24年1月の台湾総統選をにらんで対外関係の安定に動く。日中首脳会談は習氏とバイデン米大統領が会談した翌日だった。中国と歴史的に関係が深い公明党との対話を通じて、日中間の対立が深まらないようにする思惑がある。

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