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サイバー法整備、24年通常国会は見送り論 薄い危機感
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重大なサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の法整備が2024年の通常国会は見送りになるとの見方が浮上してきた。政府・与党で公式な議論が始まっていないためだ。世論の反発への警戒や危機感の薄さが影響したとの指摘がある。
能動的サイバー防御は22年末に決めた国家安全保障戦略で導入方針を明記した。サイバー空間で平時から通信を監視し、社会生活が大きな打撃を受ける恐れがあれば攻撃者のサーバーへの侵...