日本と中国の与党交流「幹事長級で」 首相と公明代表
岸田文雄首相(自民党総裁)は24日、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会い、山口氏の訪中の報告を受けた。日中の与党交流を幹事長級で進めると確認した。自民党の茂木敏充、公明党の石井啓一両幹事長を軸に調整を進める。山口氏が会談後、記者団に明かした。
首相は日中間の対話に関し「日中韓の外相会談が一つの機会になればいい」と意欲を示したという。日中韓の外相会談は26日に韓国で開く。
山口氏は22〜23日の日程で中国を訪問し、中国共産党で序列5位の蔡奇(ツァイ・チー)政治局常務委員らと会談した。両氏は自民、公明両党と中国共産党の「日中与党交流協議会」の再開で一致した。協議会は2018年の開催を最後に途絶えている。