日米韓、北朝鮮の衛星発射を非難 3カ国外相が電話協議
上川陽子外相は25日未明、ブリンケン米国務長官、韓国の朴振(パク・ジン)外相と電話協議した。北朝鮮による弾道ミサイル技術を使った軍事偵察衛星発射は国連安全保障理事会決議の明白な違反だとして強く非難した。
上川氏が記者団に明らかにした。「核・ミサイル問題を含む北朝鮮対応では、韓国はもちろん、中国との連携も重要だ。中国に日本の立場を伝達しつつ、あらゆるレベルで緊密に意思疎通する」と強調した。
韓国外務省によると、3カ国外相は北朝鮮が軍事偵察衛星の打ち上げを強行したことは朝鮮半島と北東アジアの平和と安定を深刻に脅かすものだと非難した。北朝鮮の挑発には対価が伴うことを明確に示すことが重要だとの考えで一致した。
朴氏は緊張緩和を図る2018年の南北軍事合意の効力を一部停止したことを説明した。米国側は北朝鮮が合意違反を繰り返したことへの正当な措置だとし、日本側は必要性を理解すると述べた。〔共同〕