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生成AI、偽情報対策の「好事例」はあるか
広沢まゆみ
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たった数文字の違いに、世界の困惑が映る。
国連が10月上旬に京都市で開いた「インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)」で、生成AI(人工知能)が拡散する偽情報への対策集が公表された。タイトルは「既存プラクティス集」。4月の主要7カ国(G7)デジタル・技術相会合で作成に合意し、企業や政府、学術界の対策をまとめたものだ。
既存とはすでにある、ということ。本来は「好事例」などとして普及したいと...
ニュースの裏側や隠れた視点、次の展開を読む動きを紹介するコラムです。原則、週初に公開します。