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私は代弁者ではない 武見厚労相が向き合う「村長」
大高彩果
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「私は決して医療関係団体の代弁者ではない」。9月中旬、内閣改造で厚生労働相に就いた武見敬三氏は記者会見やテレビ番組でこう繰り返した。
武見厚労相は日本医師会の会長を25年間務めた武見太郎氏の三男で、日本医師連盟の推薦候補だった経緯がある。いわゆる色眼鏡で見られやすい。
しかし本人は医師ではない。慶大で政治学を学び、霞が関での評判は「学究肌」だ。リフィル処方箋の導入や診療報酬改定の施行時期の見直し...