日銀、国債買い入れ減額 5〜10年5250億円と500億円減
日銀は22日、定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)を通知した。残存期間「5年超10年以下」の買い入れ予定額は5250億円と、前回の定例オペ通知(5750億円)から減額した。減額は2週連続となる。長期金利は21日に一時0.690%と2カ月半ぶりの低水準をつけていたが、オペを受けて低下が一服した。
超長期債となる残存期間「25年超」も750億円と前回(1000億円)から減額した。
日銀は前回の15日の定例オペでも、残存期間「1年超3年以下」を500億円少ない3750億円、「5年超10年以下」を1000億円少ない5750億円にそれぞれ減額した。
日銀は10月の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用を再柔軟化し、長期金利の上限のめどを1%としていた。「大規模な国債買い入れと機動的なオペ運営を中心に金利操作を行う」(植田和男総裁)方針だ。
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