閣僚の給与増額、自主返納を申し合わせ
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政府は24日の閣僚懇談会で、17日に成立した改正給与法による岸田文雄首相や閣僚らの給与引き上げについて増額分を国庫に自主返納すると申し合わせた。官房副長官と副大臣、政務官も24日、同様に自主返納を確認した。
改正給与法は首相や閣僚らを含む国家公務員特別職の給与を増やすことを定めた。首相の年収が46万円増、閣僚は32万円増になる。
首相や政務三役の自主返納は松野博一官房長官が9日の記者会見で表明した。給与増は野党などが批判していた。
松野氏は24日の記者会見で「首相や政務三役自身を利するような考えは全く持ち合わせていないが、万が一にも国民の不信を招くことがあってはならない」と述べた。