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「経済対策」を装う選挙対策 場当たりで民意は動かない
上級論説委員 菅野 幹雄
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多様な観点からニュースを考える
この政権につきものの疑問がわく。岸田文雄首相が10月末をメドに決める経済対策のことだ。「思い切った対策」との指示は昨年秋、国と地方で財政支出39兆円の大盤振る舞いをした時も使った言葉だ。日本経済の需要不足はほぼ解消し、政府は6月に「平時の予算に戻す」と大規模な補正予算に頼らない方針を決めている。いったい、何がしたいのだろうか。
真意はわからない。だが、これが広い意味の選挙対策なのだと考えれば合点...
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