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同質性壊し変革を前へ 多様性で進取の適応力
論説主幹 原田 亮介
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男女平等の度合いを示す日本のジェンダー・ギャップ指数が世界で125位と過去最低となった。男女格差だけでなく、同質社会ゆえに企業変革も遅々として進まない日本への警鐘でもある。政府は2030年に女性役員30%以上の目標を掲げるが、課題は形式的なゴールの先にある。
「もうがっかり。何にも変わっていない」。ジェンダー・ギャップ指数について、こう話すのは内永ゆか子氏だ。2007年から女性の経営幹部の育成に...