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研究過程の情報を活用しよう 田辺めぐみ氏
関西大学東西学術研究所 非常勤研究員
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研究者は自身の研究を深化・発展させるために、その経費を調達する必要がある。私はフランスの中世写本彩飾を研究しているが、これまで学術調査・研究、その成果発表のための海外出張費、国際シンポジウム開催などに要する費用を様々な財団や日本学術振興会に助成していただいた。
その成果については各財団が刊行する報告集にまとめられる場合が多いが、ほとんど公の眼に触れることはない。また、その内容についても文系研究者...