この記事は会員限定記事です
同志国がフィリピンの改革促せ リチャード・ヘイダリアン氏
フィリピン大学アジアセンター上級講師
[会員限定記事]
フィリピンの現状が、民主主義の同志国にジレンマを与えていることは明らかだ。同志国はマルコス大統領の安定した外交政策、特に南シナ海の領有権問題に対する妥協のない姿勢を支持してきた。しかし根強い人権問題に加え、汚職や外国投資減少、経済減速などについて懸念が強まっている。
マルコス氏は昨年6月の大統領就任以降、良い意味で批判派の予想を裏切ってきた。フィリピンの独裁政権を率いた故マルコス元大統領の長男だ...