この記事は会員限定記事です
脱炭素「聖域」農業に切り込む 欧米インドは農地貯留に
編集委員 下田敏
[会員限定記事]
欧米やインドが食料生産システムの転換に動き始めた。食料安全保障に関わる農業は脱炭素の「聖域」とされてきたが、温暖化ガス排出量の2割を占めるだけに、炭素貯留などの環境対応が急がれている。
酪農大国オランダが家畜を減らす
チーズや牛乳など酪農大国として知られるオランダが家畜の数を3分の2に減らす。自主廃業する農家への補償や政府による農場の買い上げ計画が進んでいる。2030年までに窒素酸化物(NOx)...