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米の轍踏むイスラエル 病院攻撃の根拠示せず危険な孤立
編集委員 岐部秀光
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10月7日のパレスチナのイスラム組織ハマスによる奇襲テロは、その衝撃と規模から「イスラエルの9.11」と呼ばれた。強い感情に突き動かされたイスラエルの報復をめぐっては当初から、米同時テロ後の米軍によるアフガニスタン、イラク戦争の轍(てつ)を踏みかねないと懸念された。実際は米国の失敗を早送りでたどりつつある。
イスラエル軍は多くの制止の声を押し切って15日、パレスチナ・ガザ地区のシファ病院に突入し...