この記事は会員限定記事です
次の感染症はアフリカ発も ジャンジャック・ムエンベ氏
コンゴ民主共和国・国立生物医学研究所長
[会員限定記事]
1976年、アフリカ中部・コンゴ民主共和国(旧ザイール)の赤道直下にあるヤンブクで致死率の高い原因不明の病気が発生したとの連絡が入った。私は派遣チームの一員として現地を訪れて、この病気の原因を突き止めるために感染者の容体を確認し、その血液や肝臓組織などを採取した。これが(致死率最大90%とされる)エボラ出血熱との出合いだった。
それから19年後、今度はコンゴ民主共和国南西部のキクウィトでエボラが...