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米中関係、改善は続かない イアン・ブレマー氏
米ユーラシア・グループ社長
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米中高官はここ数週間、対話により前向きな姿勢を示している。米中両国と世界経済にとって朗報だ。だが目先の対立激化は代償が高いから避けたいという双方の思惑は、米中対立が本質的には何も変わっていないことを意味する。新たな試練を迎える2024年は注視が必要だ。
明るい兆しは現時点で本物だ。11月に米国でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれるのに合わせて、米中高官はバイデン米大統領と中国の...