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春秋(11月8日)
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約1500人の在籍児童のうち、1400人以上が原爆で亡くなった小学校がある。長崎市の城山国民学校(現城山小学校)である。爆心地からわずか500メートルほど。倒壊をまぬがれた校舎の一部は平和祈念館として保存されていて、中を見学できる珍しい被爆遺構だ。
▼一歩足を踏み入れると、外から眺めるのとはまるでちがった感覚に襲われる。どす黒く炭化した木材に、ざらついた灰色の壁。まさにこの学びやが閃光(せんこう...
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