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春秋(11月16日)
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手塚治虫さんは幼少期から20代前半まで兵庫県宝塚市で暮らした。その間いつも身近にあったのが宝塚歌劇だ。隣家は劇団のスターのお宅だったし、手塚さんの母親は大の「ヅカファン」だった。手塚少年は母に連れられ、はなやかな舞台に幾度となく足を運んでいる。
▼「ぼくの少女ものの作品は、宝塚へのノスタルジアをこめて作ったものが多いのです」。ご本人はそう振り返っている。男女双方の心を持つ主人公サファイアが活躍す...
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