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春秋(11月18日)
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現代の独裁者は、自らの安心のためには、時に公正な選挙制度を導入して民主主義者を装うこともいとわない。東島雅昌さんの「民主主義を装う権威主義」は、暴力と抑圧で気まぐれに支配しているようにみえる独裁者が、実は巧妙で戦略的なことをデータで活写する。
▼経済政策で富を配って支持を集められるなら比例代表で多党制にしてもよい。強引に選挙を操作するのは経済で失敗したときだ。独裁国家は異質で理解不能と片づけがち...
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