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春秋(11月19日)

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160年前、スイスからの使節団の一員、エメェ・アンベールは長い航海を経て長崎に入った。港を囲み領事館や礼拝堂、普通の家、中華街が並ぶ美しさを著書「絵で見る幕末日本」(茂森唯士訳)でたたえている。特に丘陵部の墓地は「世界で最も立派」だと記した。

▼その長崎市の高台で築125年の洋館の改装工事が進んでいる。赤レンガ造りの元修道院で被爆も経験した貴重な建物がホテルに生まれ変わるという。「歴史と文化の魅...

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