日中の鉄橋に「耐震補強」を 危機管理に対話は必要
論説委員長 藤井彰夫
今から20年前の2003年9月、日本経済新聞で「円と元」という1面連載企画が始まった。01年末に世界貿易機関(WTO)に加盟した中国が「世界の工場」として年率10%台の高成長を続け、日本に安い中国製品が流入し「デフレ輸出」だと対中脅威論が出始めたころだ。筆者はこの企画の編集デスクを担当したが、読み返してみて興味深い点がいくつかあった。
初回の見出しは「中国に『プラザ』が来る日」。中国の人民元安誘...
東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出が始まりました。放射性物質トリチウムの処理水1リットルあたり濃度が国の安全基準の40分の1(1500ベクレル)未満であることを確認して放出。政府と東電は風評被害を防ぐため監視データを定期的に公表し、国内外に安全性を示します。周辺国では韓国政府が一定の理解を示す一方、中国は水産物輸入を全面停止するなど反発を強めています。
原発処理水とは(2023年8月23日掲載) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA223OR0S3A820C2000000/