宇都宮LRT、佐藤市長が「東口」ホーム増設に意欲
宇都宮市の佐藤栄一市長は24日に開いた定例会見で、朝夕の通勤時間帯で混雑が激化している芳賀・宇都宮LRT(宇都宮LRT、ライトライン)の宇都宮駅東口停留場についてホーム増設など安全対策に取り組む意向を明らかにした。ライトラインは開業から3カ月目を迎え、乗客が好調に推移。朝夕のラッシュ時は電車を待つ乗客らで混雑し、危険性が指摘されていた。
運行会社の宇都宮ライトレールは同日、開業3カ月目(10月26日〜11月25日)の利用実績が約39万人になる見込みと発表した。開業1カ月目(8月26日〜9月25日)が約42万人、2カ月目(9月26日〜10月25日)は約38万人。「開業景気」による土休日の乗客は落ち着きつつあるのに対して、平日は定期券利用客が着実に増えている。
佐藤市長は「宇都宮駅東口停留場の混雑は明らかであるうえ、2024年春に予定している(快速運転開始など)ダイヤ改正で乗客がさらに増える可能性がある。宇都宮ライトレールなどと連携して対策に取り組む」などホーム増設に加え、栃木県警と連携してマイカーと電車の事故防止などにも取り組む意向を示した。
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