広島・旧陸軍被服支廠が文化財指定へ 活用策が課題に
広島・旧陸軍被服支廠が文化財指定へ 活用策が課題に
現存する最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」(広島市)が重要文化財に指定される。国の文化審議会は24日、倉庫施設4棟を重文に指定するよう盛山正仁文部科学相に答申した。被爆の爪痕が残る貴重な建物だが、今後の活用策という課題もある。県は有識者を交えて議論してきたものの、具体的な結論には至っていない。
被服支廠は1900年代初めごろから、旧陸軍の軍服などを製造、貯蔵するために建設された。唯一…
共同