災害に強いはずが浸水 日立市庁舎「3つの警告」を放置
災害に強いはずが浸水 日立市庁舎「3つの警告」を放置
9月の台風13号による大雨で、茨城県の日立市役所が浸水し、全電源を喪失した。「災害に強い市庁舎」を掲げ、事業費約100億円を投じて建てられた新庁舎は、想定外の大雨になすすべなく機能を停止。復旧に2億円超の負担を迫られた。浸水から約2カ月。取材から、見過ごされた「3つの警告」が浮かんだ。
9月8日午後6時過ぎ、列島に接近した台風13号の影響で、市役所裏の数沢川が氾濫した。泥水が地下駐車場へのスロー…
共同