北海道ガスとはこだて未来大が連携、AI活用で業務効率化
北海道ガスと公立はこだて未来大学(北海道函館市)は24日、包括連携協定を締結した。はこだて未来大が得意とする人工知能(AI)の知見を北ガスのガス機器修理の傾向分析などに活用し、故障の予測や迅速な修理対応につなげる。人材や防災面でも協力する。北ガスと未来大は2019年度から共同研究を始めていた。
締結式で北ガスの川村智郷社長は「これまでの共同研究を実装段階に進めたい」と述べた。はこだて未来大の鈴木恵二学長は「AI活用には大量のエネルギーが必要だ。学生に理解してもらうきっかけにしたい」と応じた。
北ガスはこれまで別々で管理していた社内の顧客情報などを集約した情報プラットフォーム「Xzilla(くじら)」を立ち上げた。自社の業務効率化に加え、顧客に最適なエネルギー利用を促す。