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1票の格差を合憲にできるか

憲法のトリセツ

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自民党が2018年にまとめた4項目の憲法改正案のうち、今回は「合区解消」を取り上げます。参院の選挙区のうち、鳥取・島根と徳島・高知は2県で改選数1人になっている合区を解消し、すべての都道府県で改選数を「少なくとも1人」にするというものです。

【自民党が2018年にまとめた参院の合区解消のための憲法改正案】

47条 両議院の議員の選挙について、選挙区を設けるときは、人口を基本とし、行政区画、地域的な一体性、地勢等を総合的に勘案して、選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数を定めるものとする。参議院議員の全部又は一部の選挙について、広域の地方公共団体のそれぞれの区域を選挙区とする場合には、改選ごとに各選挙区において少なくとも一人を選挙すべきものとすることができる。
② 前項に定めるもののほか、選挙区、投票の方法その他両議院の議員の選挙に関する事項は、法律でこれを定める。

92条 地方公共団体は、基礎的な地方公共団体及びこれを包括する広域の地方公共団体とすることを基本とし、その種類並びに組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基づいて、法律でこれを定める。
(注)太字部分が新たに加わる...

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憲法改正をめぐるニュースが増えています。 憲法が果たす役割とは何でしょうか。今後どう改憲論議が進むのでしょうか。 このコラムでは実際の判例や歴史を交えて、憲法のわかりやすい「取扱説明書」をお届けします。

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