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緊急事態条項、まずは自然災害から
憲法のトリセツ
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自民党が2018年にまとめた4項目の憲法改正案を読み解くシリーズの第3弾、今回は「緊急事態条項の新設」です。
何かあったときの備えは万全か。日常会話にもよく出てくるこの問いは、法制度にも当てはまります。日本国憲法も制定時から緊急事態に関する規定がなくてよいのか、との議論がありました。
「間髪を待てない急務はない」
例えば、1946年の衆院帝国憲法改正案委員会での質疑です(現代語に翻訳しています)...
憲法改正をめぐるニュースが増えています。 憲法が果たす役割とは何でしょうか。今後どう改憲論議が進むのでしょうか。 このコラムでは実際の判例や歴史を交えて、憲法のわかりやすい「取扱説明書」をお届けします。