日本自動車工業会(自工会)は22日、次期会長にいすゞ自動車の片山正則会長が就く人事を発表した。トヨタ自動車など大手3社以外から会長が選出されるのは初めて。電動化など取り巻く環境が変化する中で、商用車を含めて業界をあげて一体で脱炭素に取り組む姿勢を明確にし、国際競争力の強化につなげる。
豊田章男会長(トヨタ会長)の後任となる。商用車から会長が選出されるのは1967年の自工会の発足以降、初めて。...
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いすゞ南社長「ボルボの電動技術、活用したい」 大型車で
いすゞ自動車が脱炭素戦略で次の段階に進もうとしている。3月に国内で小型電気自動車(EV)トラックを投入した。今後課題となるのが大型の電動化だ。そのカギを握るのが2020年に戦略提携したスウェーデンの商用車大手ボルボだ。4月に就任した南真介社長はNIKKEI Mobilityのインタビューで大型の脱炭素に向け「(ボルボの電動化)技術を活用することになる」と述べた。 ――商用車も脱炭素が求められる中
豊田合成、小型FCVトラック向け水素タンク投入
豊田合成は燃料電池車(FCV)の小型トラックに同社の水素タンクが採用されたと発表した。トヨタ自動車やいすゞ自動車などでつくるコマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT、東京・文京)のトラックに搭載された。豊田合成はトヨタの乗用FCV「ミライ」の水素タンクの生産を手がけてきたが、商用車向けは初めて。 ミライの水素タンクと同じ、いなべ工場(三重県いなべ市)で生産する。豊田合成
「トヨタと他流試合」 いすゞ社長語る電動化元年のR&D
【この記事のポイント】・R&D費1200億円、提携で1500億円分の効果・EV「エルフ」は充電支援など使い方も提案・生産能力引き上げは25年3月以降のテーマ いすゞ自動車が7日、片山正則社長が出席する電動化戦略の説明会を横浜市で開く。注目されていた電気自動車(EV)の小型トラック「エルフ」もここで発表する。発表会に先立ちNIKKEI Mobilityの取材に応じた片山社長はトヨタ自動車など