米ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転技術開発子会社、GMクルーズは19日、カイル・ヴォクト最高経営責任者(CEO)が辞任したと明らかにした。10月の人身事故を機に同社の無人タクシーへ安全性をめぐる懸念が高まっており、信頼回復に向け経営体制を刷新する。
同社が19日、日本経済新聞の取材に「取締役会がCEOの辞任を受理した」と回答した。具体的な理由は説明していない。ヴォクト氏の辞任を受け、2人の...
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消えたGMクルーズ 「エッジケース」対応未熟で信用失墜
米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のGMクルーズが無人タクシーの拡大でつまずいた。米サンフランシスコ市での事故対応を誤り、全米で運行をやめる事態となった。ホンダと組んで2026年に日本でもサービス展開すると発表したばかりだ。走行実績を重ね安全性の説明を尽くしても、あらかじめ想定が難しい「エッジケース」に事後措置も含めてうまく対応できないと信用を失墜する危うさを浮き彫りにした。 全米でサービス停止
ホンダ三部社長「運送も視野」 都内でGMと無人タクシー
ホンダは19日、米ゼネラル・モーターズ(GM)と日本で無人タクシーサービスを始めると発表した。両社とGM子会社の3社で合弁会社を立ち上げ、2026年から都内中心に展開する。ホンダの三部敏宏社長は同日開いた記者会見で、「新しいモビリティーのビジネスを考えたとき、こういったサービスが必要だ」と語った。将来はモノを運ぶサービスも視野に入れる。三部社長の主な発言は以下の通り。 ――サービスの収益モデルを
編集者の視点 「リヴィアン、24年が正念場」など3本
本日は「1億マイル走って一度だけの事故」と「リヴィアン、24年が正念場」「テスラのインド進出計画、進展するか」の3本です。NIKKEI Mobilityデスクの小泉裕之が世界各地の報道などから紹介します。 1億マイル走って一度だけの事故 人身事故を起こして全米で無人タクシーの運営を停止している米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のGMクルーズが、車両950台をリコール(回収・無償修理)すると発表し