NECと矢崎総業は、自動車内の電力供給や情報伝送を担うワイヤハーネスの製造において、複数台のロボットが関与する動作プランを自動で生成する実証実験を行った。従来、技術者はロボットの動作プランを教示するティーチング作業に40日ほどの期間をかけていた。それをNECが開発するAI(人工知能)やアプリケーションで構成される「NEC デジタルロボット動作計画ソリューション」によって、1日に短縮できた。同ソリ...
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ヤシマキザイとガルム、鉄道向けAIで協業 検品自動化
ヤシマキザイと、AI(人工知能)の開発を手掛けるガルム(東京・台東)は、鉄道分野に向けたAIの開発で協業を開始した。第1弾としてワイヤハーネスの検品を自動化するAIを開発した。この開発のために、2023年3月から実証実験に取り組んでいた。 新開発のAIは、誤配線を検知するための色や、テープ巻きつけ作業の不良、圧着不良をチェックする。他の検品項目にも対応できるという。ワイヤハーネスの検
ロボット制御にもChatGPT 生成AIで激変する製造業
生成AI(人工知能)を活用し、人に指示するように直感的にロボットを制御する。そんな技術の実現に向けた取り組みが盛んになってきた。プログラミングの知識やロボット技術に詳しくなくても、現場で手軽にロボットを操作できる時代が到来しそうだ。 2023年2月、米Microsoft(マイクロソフト)は対話AI「ChatGPT」をロボット制御に活用する研究成果を発表した。まだ初期段階だが、今回の成果は生成AI
ロボットに視触覚センサー 食品産業の自動化促進
カメラの映像だけを使って人間のような触覚を実現するロボットハンドが登場した。ロボットベンチャーのFingerVision(フィンガービジョン、東京・杉並)が開発を進めている触覚センシング機能を持つハンドだ。同社が得意とする画像処理技術を使ったもので、多関節ロボットと組み合わせれば、軟らかい食品を壊すことなくつかめるシステムの実現が期待できる。 ロボットハンドの内側からカメラ撮影 大まかな仕組みは