ヤマハ発動機やホンダなどでつくる水素小型モビリティ・エンジン研究組合(HySE、東京・中央)は、2024年1月にサウジアラビアで開かれる「ダカールラリー」の参加に向けて記者会見した。中西啓太ダカール総責任者は「『走る実験室』のイメージで参加する。温度差や標高、砂漠や雨の中で想定外のことが起きることを期待している」と話した。厳しい環境下で走り、技術的な課題を見つける。
車両は「HySE-X1」で、...
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二輪4社が水素エンジン開発 「トヨタの知見活用」
ヤマハ発動機など国内二輪車4社は17日、バイク向け水素エンジンの基礎研究で連携し、共同研究組織を設立すると発表した。自動車用の水素エンジンを開発するトヨタ自動車の知見も使う。同日、東京都内で記者会見を開き、ヤマハ発の日高祥博社長や川崎重工業傘下のカワサキモータースの伊藤浩社長らが報道陣の質問に答えた。 ――水素エンジンの開発に乗り出す理由を教えてください。 カワサキの伊藤社長「川重グループは水素
スズキ、モビリティショーで小型EV出展 水素バイクも
スズキは3日、25日に開幕する「ジャパンモビリティショー2023」(旧東京モーターショー)の出展概要を発表した。電気自動車(EV)や電動二輪車、一人乗りの電動モビリティーなどを展示する。軽規格のEV や水素エンジンを搭載したバイクなども披露する。 展示ブースのテーマは「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」で、温暖化ガス排出の実質ゼロに向けた取り組みを紹介する。初公開となる軽EVのコンセプト車「e
トヨタ、燃料電池30年に10万台 生産段階から水素供給網
トヨタ自動車は6月の技術説明会で2030年に水素燃料電池(FC)を年間約10万台供給する計画を明らかにした。主に狙うのは長い距離を走るために電気自動車(EV)より燃料電池車(FCV)が適するとされるトラックなど商用車だ。多様な動力源の車に取り組む「マルチパスウェイ(全方位戦略)」の一環として水素の活用を進めるため、車両での利用に加え、水素製造や運搬にも力を入れる。 トヨタが6月上旬に「東富士研究所