パリ協定クレジット、信頼性に高評価 GXリーグで活用も

パリ協定6条実施パートナーシップセンター 小圷センター長
パリ協定に基づいた国連の枠組みの下で新たなカーボンクレジットの仕組み作りが進んでいる。企業にとってはクレジットの創出と購入の両面で新たな機会が生まれる。2023年に環境省が設立した「パリ協定6条実施パートナーセンター」の小圷一久センター長はNIKKEI GXの取材で、パリ協定6条に沿ったクレジットは信頼性が高く、GXリーグの活用対象にもなりえると指摘した。
パリ協定6条 パリ協定は地球全体の温暖化ガス排出量を実質ゼロにする手段の一つとしてクレジットを位置づけ、6条で定義や活用ルールを規定する。条件を満たすクレジットはITMOs(イトモス、Internationally Transferred Mitigation Outcomes)と呼ばれる。政府は国別削減目標(NDC)、航空会社はCORSIA(国際民間航空のためのカーボンオフセットスキーム)、その他の企業は自社の排出削減目標などに使える。...

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