政府は脱炭素目標の達成に向け、分野ごとに今後10年間の二酸化炭素(CO2)排出削減目標と必要な投資額の目安を設定した。浮体式洋上風力や次世代型太陽電池、水素といった発展途上の技術が削減の鍵となる。脱炭素に向け今後10年で官民合わせて150兆円を超える投資が必要になる見通し。政府の支援を呼び水に民間投資の活性化を目指す。
GX移行債の使途の目安に
GX実行会議での議論を踏まえ、分野別の投資戦略を議...
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水素・鉄鋼・CCS GX基本方針、22分野のターゲット
政府は10日、GX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた基本方針の閣議決定に合わせ、22分野での具体的な取り組み方針を「今後の道行き」として公表した。水素や鉄鋼、二酸化炭素(CO2)を回収・貯留するCCSなどをとりあげた。こういった分野を中心に、官民で今後10年間に150兆円超を投資して脱炭素を通じた成長を目指す。 22分野の「今後の道行き」概要を文末に掲載しました。 公共調達や国際ルー
GX500、6割が取引先と削減連携 鹿島は脱炭素コンクリ
GX500調査で温暖化ガス排出削減に向けたサプライヤーとの取り組みを聞いたところ、何らかの連携を実施しているとの回答が6割に迫った。スコープ3排出量を減らすには実態把握が必要で、取引先の協力が欠かせない。先進企業からサプライチェーン(供給網)を通じた連携の輪が広がり始めた。 NIKKEI GXは最新データを反映した脱炭素経営ランキング「GX500 2023年版」をまとめた。順位は「省エネや再エネ活
脱炭素経営、先駆者の取り組みは 「GX500」まとめ読み
NIKKEI GXは独自にまとめた「GX500」を通じ、脱炭素経営で先行する企業を全6回に分けて取り上げました。総論ではサプライチェーン全体を対象とする「スコープ3」の温暖化ガス排出量に焦点を当てました。このほか各論として、GX500で分析した5つの分野ごとに上位企業の取り組みを紹介しています。まとめ読み形式でお届けします。 日本経済新聞社は脱炭素の取り組みで有力企業500社をランク付けした「G