ビデオゲームで遊ぶことで発生する二酸化炭素(CO2)を抑える取り組みが広がっている。米マイクロソフトがゲーム機「Xbox」やパソコン(PC)ゲームの開発者向けに、消費電力量やCO2排出量を簡単に把握できるツールを提供。人気の戦闘ゲーム「フォートナイト」はツールの活用により、全ユーザーの使用分で風車14基分の省エネができるようにした。
場面ごとにCO2可視化
消費者がゲームをする際に使う電力に由来...
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軸受けで削減貢献「車以外でも」 日本精工・市井社長
軸受け(ベアリング)で国内最大手の日本精工は、2035年度までに自社の事業活動に伴う二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにする目標を掲げる。生産技術の革新で省エネルギーを進める。長寿命の製品を投入するなど自動車のほか、半導体製造装置や家電など幅広いメーカーの脱炭素化に貢献していく考えだ。市井明俊社長にGX(グリーントランスフォーメーション)の戦略を聞いた。 熱処理見直しでエネルギー消費削減
Amazonクラウド事業CEO 脱炭素へ自前の省エネ半導体
クラウドコンピューティング世界最大手、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のアダム・セリプスキー最高経営責任者(CEO)が日本経済新聞のインタビューに応じ、「脱炭素は(顧客が)クラウドに移行する大きな要因になっている」との見方を話した。独自に設計した省エネ半導体により消費電力の抑制が進んでいると説明。再生可能エネルギーの利用拡大などでクラウド利用に伴う温暖化ガスの排出量をさらに減らす考えも示し
「グリーンソフト」競う MicrosoftやNTTデータが指標
ソフトウエアの二酸化炭素(CO2)排出量を統一基準で比較できないか。こんな問題意識から、米マイクロソフトやNTTデータなどで構成する非営利団体が近く評価指標をまとめる。パソコンやサーバーなどのハードウエアと違って、ソフトはCO2排出量の計算方法が定まっていない。指標が定着すれば開発会社が製品の低炭素化を進めるのに役立つのに加え、使い手にとってもソフトやサービスを選ぶ基準の一つになる。 グリーンソ