アルゴAI創業者の再挑戦 自動運転、次は物流トラック

米フォード・モーターや独フォルクスワーゲン(VW)が出資し、一時は両社の自動運転の技術開発の中核を担うと期待されながら事業化に失敗した米アルゴAIの創業者が、再挑戦に動き出した。新会社の米スタックAVはソフトバンクグループ傘下でトラックの完全自動化を目指す。ブライアン・サレスキー最高経営責任者(CEO)はNIKKEI Mobilityの取材に「高速道路から輸送全体の自動化を目指す」と語った。
Argo AI(アルゴ・エーアイ) 2016年に自動運転エンジニアのサレスキー氏とピーター・ランダー氏が共同創業した。設立間もない17年2月、フォードが5年間で10億ドルの投資を表明し同社傘下に入った。19年にはVWも資本参加した。一時は約2000人の従業員を抱えたとされ、自動運転分野の有力企業と目された。フォードなどがより実用化が近い技術の開発を優先する方針に転換し、22年に清算。出資元の両社が従業員を受け入れた。...

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