中国・比亜迪（BYD）がすべての価格帯や車種を網羅する「フルラインアップ」の実現に近づいている。17日に披露した新型電気自動車（EV）「海獅07（Sea Lion=アシカ）」をこれまでの多目的スポーツ車（SUV）の隙間の価格帯に投入、網の目は細かくなる。さらに、その商品名からは、その網を広げ幅広い消費者をつかもうとする貪欲な同社の戦略が浮かび上がる。
「BYDは中国の新エネルギー車の急速で高品質...
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中国の比亜迪（BYD）の6月の世界の電気自動車（EV）とプラグインハイブリッド車（PHV）の販売が前年同月比83％増の24万2000台となり、単月の過去最高を更新した。4月に発売した低価格の小型EV「海鷗（シーガル）」の販売が好調で、車種別トップ10のうち半分をBYDが占めた。2位の米テスラは5月から差を7万台に縮めたものの依然として差は大きい。 調査会社マークラインズのデータをもとにEVとPH
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