17日に中国広東省広州市で開幕した「広州国際汽車展覧会(広州モーターショー)」。各社が新型車を披露する中、電気自動車(EV)でひときわ目立つカテゴリーがミニバンだ。ガソリン車ではトヨタ自動車やホンダなどが強い分野だが、新興の理想汽車や小鵬汽車(シャオペン)など中国勢が相次ぎ新型EVを投入する。
「高速鉄道に似ている」
「横からみると流線形なのがよくわかりますよね。12月になれば正式な航続距離をお...
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BYD、フルライン実現間近 「海獅07」に託す市場総取り
中国・比亜迪(BYD)がすべての価格帯や車種を網羅する「フルラインアップ」の実現に近づいている。17日に披露した新型電気自動車(EV)「海獅07(Sea Lion=アシカ)」をこれまでの多目的スポーツ車(SUV)の隙間の価格帯に投入、網の目は細かくなる。さらに、その商品名からは、その網を広げ幅広い消費者をつかもうとする貪欲な同社の戦略が浮かび上がる。 「BYDは中国の新エネルギー車の急速で高品質
上海汽車と清陶能源の固体電池、航続距離1000km
中国自動車大手の上海汽車集団と固体電池を手掛けるスタートアップの「清陶能源(Qing Tao Energy Development)」が共同開発した第一世代固体電池が、実際に車両に搭載され試験走行を完了した。 固体電池のセル単体の重量エネルギー密度は368Wh/kgと、リン酸鉄リチウムイオン電池の2倍以上だ。テスト車両による走行試験の結果は、最大航続距離1083キロメートル、10分間の充電で航続
NIO・広汽・滴滴、中国EVの実力は 上海自動車ショー
開催中の上海国際自動車ショーでは地元・中国の自動車メーカーが新型の電気自動車(EV)など新エネルギー車を相次いで披露した。中国のEV市場攻略に本腰を上げた日米欧の自動車大手を迎え撃つ。 「新エネ車御三家」の上海蔚来汽車(NIO)は電動SUV「es6」の新型車を発表した。内外装にこだわった。 同じく御三家の一角、小鵬汽車(Xpeng)が発表したのは2024年に欧州市場へ投入するSUV「G6」だ。