米X(旧ツイッター)のリンダ・ヤッカリーノ最高経営責任者(CEO)が広告主からの辞任要求圧力に抵抗姿勢を示している。大手ブランド各社はイーロン・マスク会長の反ユダヤ主義的投稿を嫌気し、すでにXへの広告出稿を停止している。
3人の事情通によると、広告業界の有力者や友人がこの週末、ヤッカリーノ氏に対し、自らの信望を保つために職を辞すべきだと私的に諭したという。
だが3人のうち2人の話では、ヤッカリー...
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米IBM、Xへの広告出稿を停止 隣に親ナチスの投稿
米IBMはイーロン・マスク氏が運営会社を買収したX(旧ツイッター)への広告出稿を世界的に停止したと発表した。IBMの広告が親ナチスのコンテンツのそばに置かれていたという調査結果が出たことを受けたもので、売り上げの回復を目指すXには新たな打撃となる。 左派寄りの米非営利団体「メディア・マターズ・フォー・アメリカ」は16日に調査内容を公表し、米IBM、米アップル、米オラクル、米コムキャストが運営する
Twiterの新CEO、SNSに挑むテレビ広告業界の大物
米起業家イーロン・マスク氏に関する多くのことのように、それはツイートから始まった。 「X社/ツイッターの新しい最高経営責任者(CEO)を採用したと発表できることに興奮している」。11日午後のマスク氏のツイートを受けて、同氏がツイッターのかじ取りを託す相手は誰なのか、メディアとIT(情報技術)業界に臆測の渦が広がった。 噂の的となったのは、広告業界のベテランとして高く評価されており、10年前から米
Twitter迷走、広告収入半減で債務が一層重荷
米起業家イーロン・マスク氏が買収したツイッターの経営戦略が迷走している。同氏はバランスシートを改善するため、抜本的な計画を立てた。従業員を削減し、クラウドコンピューティングのコストを半分近くに削減した。サブスクリプション(定額課金)型サービスを導入し、同氏の言う「言論の自由」を擁護する方針を掲げた。だが、マスク氏本人によると、ツイッターのキャッシュフローは赤字のままだ。しかも競合プラットフォーム