「中国の台頭」が反転 世界に占めるGDP割合は低下

ロックフェラー・インターナショナル会長 ルチル・シャルマ氏寄稿
中国の経済大国としての台頭は歴史的な転機を迎えている。過去半世紀に及んだ壮大な物語は幕を閉じつつあるのかもしれない。
中国は1960〜70年代の毛沢東時代に低迷したが、80年代に対外開放路線に転じ、その後の数十年で飛躍的な成長を遂げた。世界経済に占める中国の国内総生産(GDP)割合は90年の2%未満から2021年には18.4%へと10倍近くに上昇した。これほど急速に台頭した国はそれまでなかった。...

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