企業が中核のビジネスモデルから外れてしまうことは災いを招く恐れがある。だが任天堂にとっては、こうした大胆な構想がハッピーエンドをもたらすはずだ。
任天堂は8日、人気ゲーム「ゼルダの伝説」の実写映画を制作すると発表した。同社は毎年、映画を1本公開する計画だ。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントと共同出資で、任天堂が半分以上を出資し、ソニー側が世界配給を担う。
任天堂の株価は東京市場で6%超上昇し...
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ピクサー新作映画不振、ディズニーマジックに陰り
2019年、米ウォルト・ディズニーは7本の映画を公開し、いずれも10億ドル(約1430億円)超の世界興行収入を上げた。ボブ・アイガー氏が同社最高経営責任者(CEO)として最初の15年間に行った一連のスタジオ買収が、大きな成果につながった。 ディズニー傘下のスタジオは「絶好調」だったと米銀大手バンク・オブ・アメリカのアナリスト、ジェシカ・リーフ・エーリック氏は言う。「ボブがブランド化された映画戦略
米モルスタ、富裕層向けが金利上昇で拡大(Lex)
米金融大手モルガン・スタンレーの「事業の3本柱」が試されている。ジェームス・ゴーマン最高経営責任者(CEO)率いるモルガン・スタンレーは、富裕層向け資産運用事業と年金基金や事業法人向けの資産運用事業のおかげで長年、投資銀行のライバルである米ゴールドマン・サックスよりも株価評価にプレミアムが上乗せされてきた。 両事業とも安定した経常収益を上げている。近年は、米ネット証券大手Eトレードと米資産運用会
米ディズニー、マーベル会長を解雇 アイガーCEOと対立
米ウォルト・ディズニーは、数千人規模の人員削減に乗り出すなか、子会社のマーベル・エンターテインメントで会長を務めていたアイザック・パルムッター氏を解雇した。2009年にマーベルをディズニーに売却した実業家の同氏は、親会社のボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)と対立していた。 パルムッター氏による40億ドル(約3700億円=当時=)でのマーベル売却は、ディズニーに変革をもたらした。「アベンジャー