旧敵でも自分を助けてくれるかもしれないと思えばいい人に見えてくる。中国政府は電子商取引(EC)大手アリババ集団傘下の金融会社アント・グループを異端者として扱うのをやめるかもしれない。その証拠に、政府はアントが開発した生成AI(人工知能)製品の一般公開を承認した。
2020年にアリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が中国政府を批判したと受け取られる発言をしたことから、アントの不遇が始まった。今や...
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[FT・Lex]アント、デジタル人民元が決済事業にリスク
国家の経済活動は民間の活動を容易に押しのけてしまう。このため、中国ネット通販最大手のアリババ集団の投資家は、中国政府がデジタル人民元に熱心に取り組んでいることを警戒する必要がある。中央銀行が発行するデジタル通貨は、アリババ傘下の金融会社アント・グループが行っている決済事業「支付宝(アリペイ)」の脅威となる。 このことがアリババ株の上昇の勢いをいくらかそぐとみられる。規制当局が105億元(約200
ジャック・マー氏、東京で生活 社交や美術の活動も
中国政府によるIT(情報技術)業界の企業と大物経営者への締め付けが続くなか、ネット通販最大手アリババ集団の創業者で、かつて中国一の富豪だった馬雲(ジャック・マー)氏は、半年近く東京の都心で生活している。 馬氏の所在を直接知る複数の関係者によると、同氏は家族と共に日本に滞在し、東京から温泉・スキーリゾートにも足を延ばし、米国とイスラエルを定期的に訪れているという。 馬氏は2年前、中国の国有銀行には
中国がチャットボットの規制案 社会主義的価値観求める
中国は11日、AI(人工知能)チャットボットに新たな審査を課すと発表した。同国はChatGPT(チャットGPT)が米国で普及する中、生成AIモデルを本格展開している自国のテクノロジー産業の管理に力を入れている。 中国ネット通販大手アリババ集団は、先行する画像認識システム大手の商湯集団(センスタイム)や中国検索最大手の百度(バイドゥ)に追随してチャットGPTに似たチャットボットを発表した。その数時