【アーカイブ映像】進化するAI・ロボティクス、最新LLMのインパクトをトップ研究者が解説
毎回、話題のトピックの専門家を招いて開催しているNIKKEI Tech ForesightのLIVEイベント。今回はAI(人工知能)研究者であるオムロン サイニックエックス(OSX)Research Organizerの牛久祥孝氏に、AI・ロボティクスの世界最先端の研究動向を紹介・解説して頂きました。 AIやロボティクスの進化が加速しています。生成AIに代表される新技術が急速に普及することで、産
プリファード岡野原氏「将棋AIと同じこと、産業界でも」
AI(人工知能)分野で先進的な取り組みを続けるPreferred Networks(プリファードネットワークス、PFN、東京・千代田)は、どのような体制やテーマで研究開発を進めているのか。同社代表取締役最高研究責任者の岡野原大輔氏は、ロボット制御や材料探索のAIに革新をもたらす可能性を秘めた「対称性」に注目していると話す。 引き出しにしまった研究を事業化 ――研究開発は失敗がつきものです。その失
NECなど、複数ロボの動作プラン自動生成 40日が1日に
NECと矢崎総業は、自動車内の電力供給や情報伝送を担うワイヤハーネスの製造において、複数台のロボットが関与する動作プランを自動で生成する実証実験を行った。従来、技術者はロボットの動作プランを教示するティーチング作業に40日ほどの期間をかけていた。それをNECが開発するAI(人工知能)やアプリケーションで構成される「NEC デジタルロボット動作計画ソリューション」によって、1日に短縮できた。同ソリ
教師は生成AI、英会話学習に革命 日本人の気質と合致
「英会話学習に破壊的な変化が起きている」――。5000万超のダウンロード数を誇る英会話アプリを手掛ける米ELSA(エルサ)最高経営責任者(CEO)のVu Van(ヴー・ヴァン)氏は生成AI(人工知能)のインパクトをこう語る。同社は、AIによってユーザーが所望する英会話シナリオを自動で生成する機能をアプリに導入。パーソナライズ化した英会話の学習環境を提供可能にしている。 エルサが英会話アプリ「EL
プリファード、AI基盤で巻き返し 岡野原氏が戦略語る
AI(人工知能)技術を手がけるスタートアップPreferred Networks(プリファードネットワークス、PFN、東京・千代田)は、大規模言語モデル(LLM)や、複数種類のデータを一度に処理できるマルチモーダルな基盤モデルの開発に注力している。LLMや基盤モデルに関する研究開発戦略について、同社代表取締役最高研究責任者の岡野原大輔氏に話を聞いた。 10年後は別の技術が台頭 ――10年後、AI
「生成AIで音声変換」「VRアプリに機械学習」 AI動向
AI(人工知能)に関する注目動向をダイジェスト形式でお届けします。 DeNAが生成AIでリアルタイム音声変換、エンタメや医療に向けて協業先募集 ディー・エヌ・エー(DeNA)は、スマートフォンでリアルタイムに音声を変換できる生成AI技術を開発した。高価なGPUを搭載したパソコンがなくても、高品質かつ100m秒未満の低遅延で動作する。スマホ上で動作するため、様々なアプリやサービスへ組み込みやすい。現
TOPPAN、社内システム開発に生成AI 所要時間70%減
TOPPANホールディングスは社内システムのプログラム開発業務に特化したLLM(大規模言語モデル)生成AI(人工知能)を導入した結果、導入前に比べて開発時間を最大約70%短縮できたと2023年11月9日に発表した。同社は今回の結果を受け、専門性の高い業務に特化した生成AIを、TOPPANグループ全体で運用していくという。 同社はLLMを活用した生成AIを利用し、社内システムのプログラミング要約と
LLMで賢いロボ、未知の物体片付け 研究者がIROS解説
米国電気電子学会(IEEE)と日本ロボット学会(RSJ)が共催するロボットと知能システムの国際会議「IROS 2023(The 2023 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems)」が2023年10月に米デトロイトで開催された。ロボットアームやドローン、歩行ロボットなどの様々なロボットに関して、機械設計
サイバー被害、過去3年で国内企業の6割弱に 民間調べ
過去3年間でサイバー攻撃の被害を受けた経験のある国内の企業は56.8%――。トレンドマイクロとNPO法人「CIO Lounge」(大阪市)が従業員500人以上の国内法人組織のセキュリティー責任者305人を対象に「サイバー攻撃による法人組織の被害状況調査」を実施したところ、こんな実態が明らかになった。CIO Loungeは、現役のCIO(最高情報責任者)やIT部門責任者が集まるNPO法人。2023
「核融合研究に量子」「耐量子暗号の白書」 量子動向
量子に関する注目動向をダイジェスト形式でお届けします。 NICTが高性能・高生産性の光子検出器、量子通信や量子計算に 情報通信研究機構(NICT)は、ストリップ幅が従来品の200倍以上と広い超電導ワイドストリップ光子検出器を開発した。世界初の試みだという。従来のナノストリップ型と同等の高検出効率を維持しながら、高生産性、偏光無依存を実現した。量子情報通信や量子コンピューターなどの早期社会実装を後押