【アーカイブ映像】進化するAI・ロボティクス、最新LLMのインパクトをトップ研究者が解説
毎回、話題のトピックの専門家を招いて開催しているNIKKEI Tech ForesightのLIVEイベント。今回はAI(人工知能)研究者であるオムロン サイニックエックス(OSX)Research Organizerの牛久祥孝氏に、AI・ロボティクスの世界最先端の研究動向を紹介・解説して頂きました。 AIやロボティクスの進化が加速しています。生成AIに代表される新技術が急速に普及することで、産
プリファード岡野原氏「将棋AIと同じこと、産業界でも」
AI(人工知能)分野で先進的な取り組みを続けるPreferred Networks(プリファードネットワークス、PFN、東京・千代田)は、どのような体制やテーマで研究開発を進めているのか。同社代表取締役最高研究責任者の岡野原大輔氏は、ロボット制御や材料探索のAIに革新をもたらす可能性を秘めた「対称性」に注目していると話す。 引き出しにしまった研究を事業化 ――研究開発は失敗がつきものです。その失
「アンモニア混焼」で火力発電を脱炭素 日韓で供給網
アンモニア混焼は、火力発電の燃料の一部をアンモニアに置き換える手法だ。アンモニア(NH₃)は炭素を含まないため、燃焼時に二酸化炭素(CO₂)を排出しない。火力発電は日本国内のCO₂総排出量の約4割を占める。資源エネルギー庁は国内全ての石炭火力発電でアンモニアを20%混焼させることで約4000万トン、50%混焼で約1億トンのCO₂を削減できると試算する。2050年にカーボンニュートラルを掲げる日本
プリファード、エッジにAI半導体 チップレット提供も
AI(人工知能)技術を手がけるスタートアップPreferred Networks(プリファードネットワークス、PFN、東京・千代田)は、深層学習を高速化するための独自プロセッサー(アクセラレーターIC)「MN-Core」を神戸大学と共同開発し、現在はさらに電力効率を高めた第2世代の「MN-Core 2」の開発を終えた。独自半導体に関する研究開発戦略について、同社代表取締役最高研究責任者の岡野原大
「電子・正孔共存」「EUV露光向け新材料」 半導体動向
半導体に関する注目動向をダイジェスト形式でお届けします。 日本タングステンなどが波長230nmの遠紫外LED光源、医療・衛生用途に 日本タングステンと理化学研究所は、波長230nmの遠紫外LED光源と、それを集積化した高出力光源モジュールの開発に成功した。人体に対して無害とされる波長であり、医療や環境衛生といった分野への展開を見込む。 両者は、人体への影響を抑えつつウイルスを不活化できる遠紫外LE
「生成AIで音声変換」「VRアプリに機械学習」 AI動向
AI(人工知能)に関する注目動向をダイジェスト形式でお届けします。 DeNAが生成AIでリアルタイム音声変換、エンタメや医療に向けて協業先募集 ディー・エヌ・エー(DeNA)は、スマートフォンでリアルタイムに音声を変換できる生成AI技術を開発した。高価なGPUを搭載したパソコンがなくても、高品質かつ100m秒未満の低遅延で動作する。スマホ上で動作するため、様々なアプリやサービスへ組み込みやすい。現
ローム、SiC基板の内製強化 8インチで24年に素子量産
ロームは、次世代パワー半導体の1つであるシリコンカーバイド(SiC)のウエハーを国内で生産する。同社はSiCウエハーを手掛けるドイツSiCrystal(サイクリスタル)を傘下に収めるが、国内でも生産することで、旺盛なSiC需要に応える。口径200mm(8インチ)の大型ウエハーによるSiCパワー素子を2024年秋から量産し、生産体制を強化する。 ロームは2023年11月2日に開催した決算説明会で、
「生成AIでコーディング」「LLMを安全に」 IBM動向
「企業ウオッチ」では注目企業の最新動向を海外メディア報道も交えてダイジェスト形式でお届けします。今回は米IBMです。 750億円規模のAIスタートアップ投資ファンドを設立 IBMは2023年11月7日、5億米ドル(約758億円)のベンチャーファンド「IBM Enterprise AI Venture Fund」を設立すると発表した。創業間もない、あるいは急成長中のAI(人工知能)スタートアップに投
LLMで賢いロボ、未知の物体片付け 研究者がIROS解説
米国電気電子学会(IEEE)と日本ロボット学会(RSJ)が共催するロボットと知能システムの国際会議「IROS 2023(The 2023 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems)」が2023年10月に米デトロイトで開催された。ロボットアームやドローン、歩行ロボットなどの様々なロボットに関して、機械設計
「全固体電池に半導体技術」「安全なQSMB」 電池動向
電池に関する注目動向をダイジェスト形式でお届けします。 トヨタ、車載用電池工場の増強に1兆2000億円投資 トヨタ自動車の北米事業体であるToyota Motor North America(北米トヨタ)は、米国の電池工場「Toyota Battery Manufacturing, North Carolina」(TBMNC)に約80億米ドル(約1兆2000億円)を追加投資する。バッテリー電気自動