BYD、フルライン実現間近 「海獅07」に託す市場総取り
中国・比亜迪(BYD)がすべての価格帯や車種を網羅する「フルラインアップ」の実現に近づいている。17日に披露した新型電気自動車(EV)「海獅07(Sea Lion=アシカ)」をこれまでの多目的スポーツ車(SUV)の隙間の価格帯に投入、網の目は細かくなる。さらに、その商品名からは、その網を広げ幅広い消費者をつかもうとする貪欲な同社の戦略が浮かび上がる。 「BYDは中国の新エネルギー車の急速で高品質
BYD、日本に初の中型EVバス 後方まで床を平らに
中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)の日本法人は14日、日本市場向けの中型電気自動車(EV)バス「J7(ジェイセブン)」を発表した。最大61人乗りで、利用地域に合わせてドアや座席の数を変えられる。販売価格は4015万円から。2024年1月1日から予約を受け付け、25年秋から納車する。 同社は日本のEVバスで7割のシェアを持ち、これまでに27都道府県で計153台を納入した。ジャパンの頭文
「安さのBYD」覆すD9 上質感、タクシー会社も熱視線
開催中のジャパンモビリティショー2023で、記者が取材し注目した1台とその戦略を解説します。今回は中国・比亜迪(BYD)の「D9」です。 独メルセデス・ベンツグループとの合弁会社の「DENZA」ブランドで、ミニバンタイプの電気自動車(EV)のD9は「誰かを出迎え、快適に送り届けたい」という思いに応えるクルマだ。香りの演出や座席のマッサージ機能で、まるで自宅にいるかのような居心地を表現した。 「ファ
BYD、高級SUVなど日本初披露 モビリティショーで
中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)の日本法人は17日、「ジャパンモビリティショー2023」(旧東京モーターショー)の出展概要を発表した。高級ブランド「仰望(ヤンワン)」の多目的スポーツ車(SUV)や「騰勢(デンツァ)」の車両を日本で初めて披露する。 同社は中国の自動車メーカーとして初めてジャパンモビリティショーに参加する。合計5種類のEVを展示し、日本での認知度向上を図
BYD、タイの後ろ盾は自動車王一族 日本車の脅威に
日本車の牙城であるタイ市場に昨年参入した中国の比亜迪(BYD)。電気自動車(EV)シェアで首位に躍り出た同社の独占販売を手掛けるのがリバー・オートモーティブだ。タイでは誰もが知り、日系企業とも関係の深い「自動車王」の一族がトップを務める。野心的な出店戦略と独自の販売施策を導入。一部の日系販売店でBYDへのくら替えも起きており、日系車大手の脅威となっている。 EVシェアは3割超の首位 セター新首相