アルゴAI創業者の再挑戦 自動運転、次は物流トラック
米フォード・モーターや独フォルクスワーゲン(VW)が出資し、一時は両社の自動運転の技術開発の中核を担うと期待されながら事業化に失敗した米アルゴAIの創業者が、再挑戦に動き出した。新会社の米スタックAVはソフトバンクグループ傘下でトラックの完全自動化を目指す。ブライアン・サレスキー最高経営責任者(CEO)はNIKKEI Mobilityの取材に「高速道路から輸送全体の自動化を目指す」と語った。 Ar
ソニーが狙うスーパーTier2 レベル4、ソフトも一括供給
ソニーグループ傘下の半導体事業会社ソニーセミコンダクタソリューションズが、特定の条件下で完全にシステムが運転を担う「レベル4」時代に向け、事業モデルの転換を進めている。関連ソフトや部品の性能を高めて車載センサーの単品売りの商売から抜け出し、自動運転システムを一括供給できるサプライヤーへの変革をめざす。 「スーパーTier2になろう」。ソニーセミコン社内ではかねてこんな言葉が飛び交っている。同社は
鴻海主導のMIH、日本で自動運転EV販売 25年にも
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が主導する電気自動車(EV)開発のコンソーシアム「MIH」は2025年にも日本向けに商用EVの供給を始める。3人乗りの車両で、自動運転タクシーや自動配送などの用途を想定する。インドやタイなどでの展開も検討しており、年間10万台の販売を目指す。 東京都内で開催中のジャパンモビリティショーでMIHのジャック・チェン最高経営責任者(CEO)が日本経済新聞などの取材に応じた
日立Astemo、酔わない自動運転 エンタメ見すえ揺れ制御
日立Astemo(アステモ)が「酔わない」自動運転技術を開発している。車両が曲がるときにハンドルと同じ方向に車を傾けることで、乗員にかかる加速度を軽減させる。なめらかにカーブを曲がれるような軌道を自動で計算する人工知能(AI)も開発した。自動運転の普及で車内でゲームや映画を楽しむような利用が広がるのを見据える。 JR宇都宮駅から車で50分ほどにある塩谷テストコース(栃木県塩谷町)の一角。ホンダの
ホンダ三部社長「運送も視野」 都内でGMと無人タクシー
ホンダは19日、米ゼネラル・モーターズ(GM)と日本で無人タクシーサービスを始めると発表した。両社とGM子会社の3社で合弁会社を立ち上げ、2026年から都内中心に展開する。ホンダの三部敏宏社長は同日開いた記者会見で、「新しいモビリティーのビジネスを考えたとき、こういったサービスが必要だ」と語った。将来はモノを運ぶサービスも視野に入れる。三部社長の主な発言は以下の通り。 ――サービスの収益モデルを
ティアフォー、自動運転AIを共同開発 プロキシマと
自動運転技術を開発するティアフォー(東京・品川)は人工知能(AI)スタートアップのProxima Technology(プロキシマテクノロジー、東京・荒川)と共同で、自動運転用AIの開発を始めたと発表した。プロキシマテクノロジーのAIを活用することで、自動運転ソフトを搭載する際に必要だった車両ごとの調整が不要にな
テスラ、自動運転に「E2E」革命 生成AIで精度向上際限なく
米テスラが自動運転ソフトウエアを全面的に刷新する。キーワードは「エンド・ツー・エンド(端から端まで、E2E)」。カメラで見てハンドルを回すまでを一気に、生成AI(人工知能)の基盤技術で構成するとみられる。無制限に精度を高め、自動運転のコストを劇的に下げる可能性を秘める。実現すれば既存の自動車大手が自動運転ソフトでテスラに自力で対抗するのは難しくなる。 「カメラ入力からステアリング、ブレーキ、アク